私のゆがみ遍歴 滝口マキ
私が体のゆがみを自覚したのは、歯の噛み合わせでした。学生時代に今のような補正機能のないプリクラで友人たちと撮る時、少しでも良く見せようとつぶら過ぎる目を大きく見開くと同時に、顔をシャープに見せるため、自然とあごを右にスライドしていることに気づいたのです。
顔がまっすぐなポジションで奥歯が噛み合わない。噛み合わせると顔がゆがむ。でもその時はまだ深く考えていませんでした。
不調のはじまり
社会人になり、ほぼ座りっぱなしのデスクワークの毎日。肩こりはもちろん、そのうち右手にしびれを感じるように…。不安になって病院で診てもらうも「異常なし」。しびれの自覚症状があるのにナゼ？
そのうち右の顎関節からパキッと音がすることに気づき、噛み合わせが原因かも？！と疑い始めました。しかし歯を矯正するには時間とお金がかかります。決心したのは30歳になってからでした。
ショック！左右非対称の太鼓判
自分さえ決心すれば、すんなり解決するものと信じきっていたところ、１件目でまさかのお断り！
次に矯正専門歯科を訪ねると「大学病院で治療するレベル」だと。ショックで涙ぐむ私に先生が「総合病院の口腔外科でレントゲンを撮って診てもらいなさい」と紹介状を書いてくれました。そしてレントゲンを撮った結果、右のみ軽い顎関節症。顔の左右の骨の長さが違って成長しているため、揃えるには手術しかない。
でもあなたのズレは個性の範囲だから、リスクを負ってまで手術するほどではない。歯並びを治すだけでも今よりは良くなるはずだと言われ、その結果を受けて歯並びを揃えるための矯正を３年間行いました。
その場しのぎでやり過ごす日々
矯正後、奥歯で噛み合うようにはなったものの、下あごのズレは治っていないため、ゆがみが定着している状態は変わらず。またアラフォーにもなると、冷えやむくみなど他の不調にも悩まされるようになり、定期的にカイロプラクティスに通ったり、漢方薬を煎じて飲む生活をしばらく続けていました。
しかしながら状態は一進一退。体が重いと気持ちも沈み、外出するのも人に会うのも億劫になって、心身ともに内にこもる日々でした。
ようやく気づいた、日常ケアの大切さ
整えてもらった直後はラクになります。自分の体質に合った漢方を飲めば、冷えやむくみも軽くなります。でもその後、何も変えずに同じ生活スタイルで過ごしていれば、当然元に戻ってしまう。
それに痛みが出てからケアしたのでは、整うまでに時間がかかる上に、回数通えばお金も…。
ゆがみを自覚していながら人の手に頼りきったメンテナンスを続けていた私も、この無限ループにいよいよ一念発起。とことん自分の体と向き合ってやる！試行錯誤の始まりです。
骨盤力に光を見出す
学生時代は文化部で運動経験がほとんどなかった私。いざスクワットをすれば膝を痛め、腹筋すれば腰を痛め…気軽にできそうな運動ですら、筋肉痛を超えて習慣になりそうになると体を痛めてストップしてしまうのがパターンでした。
正しいフォームを知りたい！
日常をスムーズに過ごせる効率のいい体の使い方を知りたい！！
そしてたどり着いたのが骨盤力のサイトです。私が知りたかった体にまつわる情報が盛りだくさんで、すぐさま勉強会に申込みました。
スクワットやウォーキングで膝を痛めてしまった私にとって、勉強会で足のグリップが効くつま先の角度を知れたことはポイントが高く、さらにビフォーアフターの写真の比較で、猫背・タレ尻が改善した本来あるべき自分の立ち姿を垣間見て、これで私も変われる！と確信したのです。
骨盤力で未来を拓く
骨盤力がついて姿勢が安定してくると心もクリアになり、なりたい自分の方向性がはっきりしてきました。そして骨盤力アドバイザーの勉強を始めると、今まで出会わなかった考え方やさまざまな人たちに触れ、自分の世界がどんどん広がっているのを感じます。
姿勢はその人の見た目から受ける印象を大きく左右するだけでなく、本人の気持ちや行動にも大きく影響するのです！
いつからでも何歳からでも、変わりたいと思い、一歩踏み出したその時から変化は始まります。逆に年齢がいけばいくほど、何もしないでいては現状維持どころか下降する一方…。
私は○○だからと、自分で自分をあきらめていませんか？
痛みや不調、体型を気にして暗い表情で過ごしていませんか？
一生付き合っていく自分の体。骨盤力で姿勢を整え、いつでも何歳になっても今を楽しめる体づくりを一緒にめざしましょう！
